ロンシャンの悪魔(天河)

2012年凱旋門賞、終わりました。
オルフェーヴルは大健闘どころか、文字通り、あと一歩で惜敗という結果。本当の本来に惜しかった!
僕はオンタイムでライブ中継を観ておりましたが、ラスト50Mの時点で大勢決したと思ったわけですよ。
いや、あれは誰もが確信するって。
その瞬間に後続馬にさされるという、ドラマチックにも程がある逆転劇で。
思わず、あぁ〜…ってヘンな溜め息が出てしまいました(笑)。

ロンシャン競馬場とは規模から何から違い過ぎますけど、今回の凱旋門賞には小学生の時分のリレーを思い出しました。
体育会系物書きの面目躍如ではありませんが、人並みには運動神経を持っておりまして、天河少年はそこそこ足も速かったですよ。
小学校の運動会ではリレーの選手にも選ばれました。
韋駄天には自信がありましたから、これは素直に嬉しかったですね。勝てるとさえ思っていました。
実際、強かったんですよ、我らがチームは。
他のメンバーの活躍もあって、リレー当日には一位で僕にバトンが回ってきました。
栄えあるアンカーだったのですよ、ええ。
俄然、気合いが入るってもんです。本気で駆けるいや翔けるべく素足でのエントリー!
受け取ったバトンをゴールへ運ぶべく一位入線を目指して僕はひた走りました。
ところが、信じられないことにゴール寸前で小石を踏みつけ、加速が鈍るアクシデントが!
痛ェって思った瞬間、デッドヒートを演じた後続の色男に僕は見事に“さされた”わけです。
今回の凱旋門賞を観て、当時の記憶が蘇りました。
あまりに悔しかったので、今でも強烈に記憶しております。
勝負の世界は、最後まで何が起こるかわからない。でも、それは自分のみならず相手にも言えること。
天運の行方は誰にもわかりません。

来年こそ優勝だ! オルフェーヴル
ロンシャンに住む悪魔をぶっ倒せ!