旅好き(天河)

びるば清水さんをしてあちこち旅している風来坊、天河です。
やれロケだ、取材だと県内外を飛び回っているので当たらずとも遠からず。
最近は深夜ドライブや高原の魅力にも気づいてしまったので、ますます出かける機会が増えそうです。


昔は本当に出不精で、旅行なんか金が掛かるだけで面白くもなんともないよ、とひねくれていたんですよ。
仕事でひとりで上京しなけりゃならなくなったときなんて、そらもう戦々恐々。
なにしろ一人旅なんてしたこともなかった男が犯罪都市TOKYOへ乗り込むわけですから(田舎者思考)。


それが今ではフットワークも軽く色々な場所へ出かけていくようになったのだから、人間、どう変わるかわかりません。
今はもう定期的に都会の空気を吸わないと満足できない身体になってしまってますもの(笑)。


普段の生活と言うのは、メシ食って仕事して作業すると言った具合に、ある程度はパターン化されているわけで。
通る道も殆ど変わり映えもありません。だって「日常」ですから。


そう言う思考ルーチンの中にイレギュラーなものが飛び込んできたとき、僕の頭で電球がピカッとなります。
旅先で触れた珍しい風景や空気、地元にいては手に入らない資料に巡り会えたとき、脳細胞が一度沸騰します。


ロケに行って良い風景に出会えると、そこで撮った素材を生かせるシーンを新たに作ったりしてね。
無理矢理作るんでなくて、自然とシーンが浮かんでくるんですよ。
いつか、風景から感じたモノの表現に主眼を置いた作品も書いてみたいところ。


そんな風に考えられるようになるなんて、出不精な頃には想像もしなかったですよ。
だから旅はやめられない。