道の駅(天河)

どうもこんにちは、天河です。
今年はとにかく残暑が厳しく、ただでさえヤラレている体が更にグダッてます。
暦の上では残暑と認識するのが正しいのでしょうが、
これはフツーに猛暑、酷暑と言うべきではないでしょうか。
“残”暑ではなしに。
そんな風に屁理屈を捏ねたところで、
朝晩の冷え込みや夕陽のつるべ落としには
否が上にも秋の訪れを感じざるを得ないわけで。
そう言えば、先々週になりますが、恒例のドライブに行って参りまして。
富士の裾野や富士五湖をずーっと一周してきたのですが、
既に紅葉の兆しもあったような……。
その日は色々アレな状態だったので、はっきりとは憶えていませんが、
季節の移ろいが醸す風情は心地よかったですな、やはり。


ミーティングの席で激極のおっさんとも話しました。旅は良いね、と。
車旅にハマッていることは、
このブログでも、<トロイメライ>の公式サイトのほうでも
ちょくちょく書いているのですが、
気候が穏やかになるにつれて、
また、飛行する虫が開けっ放しの窓から
車内へ飛び込んでこない季節(さすがにデカい蜂が乱入したときは焦ったわ)へ変わるにつれて、
遠征への欲求がどんどん増しております。


そんな中、とある道の駅に行きましてね。
敷地内にヘリポートを見つけたですよ。
「どうして道の駅にこんな場所があるんだろうね」と激極のおっさんとも首を傾げたのですが、
思うにあれは、道の駅が災害時の緊急避難場所になるからではないかと。
天変地異によってライフラインや交通網が寸断された場合、
近隣住民を収容するだけのキャパシティが道の駅にはあり、
それが為に負傷者や急病人の搬送、
あるいは物資の供給を円滑に行う為、
ヘリポートが設置されているのだろうと、
僕は足りない頭で想像を働かせた次第です。


僕らが立ち寄った道の駅は、四方が山に囲まれた位置に所在していました。
道路が破壊された場合、陸路から災害対応を行うのが困難で、
その打開策を空路に求めた結果が、道の駅へのヘリポート設置だろうな、と。
これは、まあ、完全に僕の想像を述べているだけですが、
当たらずとも遠からずではないかと考えております。


つまり、ヘリポートに考えさせられたわけです、道の駅が担う複合的な機能を。
普段は自動車の運転と言う日常のサポートに徹している為、
僕は全然気づかなかったんですよ。
と言うよりも、そんなの意識したこともなかった。
しかし、道の駅は、その立地も含めて災害時の避難場所に適していました。
道の駅は、日常どころか、非日常までサポートしようと言うのです。
なんてカッコいいんだ、道の駅。
まるで秘密基地じゃないか、道の駅。


もしかすると、僕が言っていることは、
旅慣れしたドライバーからは失笑を買うのかも知れませんが、
本人にはこれが大発見のように思えてならないのです。
いいじゃん。マジで大発見だったんだもの。


旅は、<トロイメライ>でも重要な要素の一つです。
それを書くにあたって、旅にまつわる新発見があったことは、望外の喜び。
おそらく今回の経験・発見は、お話作りに生かされるでしょう。
貧乏性なので、発見したものは必ずフィードバックしていきたい(笑)。

このように驚きと発見が山ほどあるから、
やっぱり旅はやめられない。