それにしてもこの仕掛け人、ノリノリである(天河)

それはムツさんといつもの定期連絡(と言う名の世間話)をしているときのこと…。


たまには激極のオッサンにムツさんの声を聴かせてやりたいと言う話になり、
オッサンとのミーティングの最中にムツさんにも電話を介して
参加してもらおうと決まったのですが、けれどもただ普通に話すだけでは面白くない。
何かこうドッキリを仕掛けたいとイタズラ心が疼きました。
そこで別人(僕と激極の共通の友人)に見立てたムツさんへ電話をかけ、
その流れで激極に代わって驚かそう、と。
僕が男友達と話しているものと思いこんでいる激極は、
当然、ムツさんが電話口に出てびっくりドッキリ! …と言う計略です。兵は詭道也。
普段は理論武装で激極にメタメタにやっつけられている天河ですが、
こう言う実力行使のバトルなら負けねぇぜ(笑)!
ムツさんもノリノリだし、これはイケる!


そして、決行当日。
ムツさんからまずワンコール貰い、それを確認した僕はわざわざ激極の前で
誰にかけ直すかを明言。日下光司も使った刷り込みですね。
程なくしてムツさんに電話が繋がり、しばらく話してから
「彼が激極と話したいみたい」と僕の携帯を激極にパス。
何の迷いも疑いもなく電話を受け取った激極、どう言うわけか電話口から
女性の声が飛び込んできて、びっくりドッキリ! て言うか、挙動不審に。


もうすごかったです、表情が!
人間って追い詰められるとここまで面白い顔を作るんだなーと
しみじみ見入ってしまいました。笑いを堪えながら。
いつもの理論武装はどこに行ったのやら、何を喋っているのかも
不明瞭なくらいしどろもどろ。
まさしく溜飲が下る思いとはこのこと。奇襲作戦は物の見事に成功し、
久方ぶりに激極をやっつけられました。


その後が、まぁ、怖かった!
携帯を返してもらってから、暫くムツさんと話したのですけど、
その間中、激極のオッサンってばものすごい目つきで睨んできましたからね。
初めて相方に本気の殺意を向けられました。
一瞬、ムツさんに遺言を伝えておこうかと思ったくらい、
ヤツは全身から殺気を発しておりました。
勝身煙って本当にあるんだなぁ、と。


どうにかその場はムツさんと平謝りして切り抜けて、
生存記念にこうして当時を思い出しているんですが、
いつか消されるんじゃないかとものすごい不安に駆られています。
夜道には気をつけよう、ムツさん。
僕は、多分、ヤツの依頼を受けたゴル…いや、デューク東郷にロングキルされるよ。